散歩の途中、道端のアスファルトのすき間からすみれが一輪。春が来たのを告げていることに気づいたことはありませんか?
そして、その花の咲いている場所がかつては畑や田んぼへつながる一本道で、ほんの20年前くらいの間で宅地化が進み、舗装されて林がなくなり、野鳥たちが姿を消して、それでも毎年そこで春をつげてくれていた。
想像しただけでも、時の移り変わりや自然の数々の歴史と言っては大げさでしょうか。
切り倒された欅の木は、その家が建つ100年前、このあたりが美しい森林だったころからそこに佇んでいた。
ブロック塀の下のジャノヒゲの雑草やワラビ。サザンカの生け垣の中のメジロやスズメ。ベランダの花に思いがけずに飛んできたもんしろ蝶。それからそれからモグラやヤモリ、トカゲ・・・。街中に残された自然のかけらの中で、彼らも何とか生きていこうと頑張ってるのです。
実は都市部でさえも、見かける野生の生き物たちの種類が意外に多いのをもうお気づきですよね。
だから、私たちひとりひとりでも始められる自然保護の一つとして、身近な野生の生物ちもっと仲良くできる空間、環境を考えてみませんか。
ちょっとした工夫や気づかいで、あなたの窓辺は生命のゆりかごに変わるはずです。身近な生き物たちと、もっと親しく、もっと楽しく一緒に生きていけるはずです。
そして、もっと大事なことは、そんな窓辺の小さな自然のかけらをつなぐ、生け垣や街路樹、道路の雑草、川沿いの土手、公園や神社の森、田んぼや畑や山や河や海。
窓辺のゆりかごをつなげて大きな生命のハンモックにする、あなたの身の回りの自然をもっと豊かに育てることなのです。
私たち湘南かまくらスタイルは、美しい自然環境保護プロジェクトの支援にもこれからも取り組んでまいります。そのため売上の一部を自然環境保護の団体に寄付しております。
多くの方の理解を得られ、未来の世代にとって価値のある海や自然を守るために、このかけがえのない豊かな世界を今後も何世代にも渡って維持できるよう取り組んでいます。
湘南かまくらスタイル
2021年10月吉日