レイアウトのアイディアとなるモチーフは、実際のテラリウムやアクアリウムを見ることだけではありません。
もちろん最低限の表現技術、例えばアクアリウムの基本である奥行き表現(手前の木は大きく、後ろの木は小さく)などは必要ですが、基本を押さえたらレイアウトイメージが必要となってきます。
その際にお薦めするのが「実際のスケッチ」です。近所の公園や身近な自然に行き、樹形、池の形、川の流れ、砂浜、石や流木、水辺植物や苔など細かい部分にも注目し、携帯写真を撮るのではなくスケッチするとレイアウトする上でのイメージ技術が格段に上達します。
絵の上手下手は関係ありません。観察して自分が感じた印象的な形状(木の根、石、樹形)のみを正確に描きます。
スケッチは、自分にとって表現したい興味の対象のみを深く見る作業です。その結果レイアウト構築で必要な「if」を想像することができます。例えばここに大きな石があれば、植物がもっと小さければ、ここにもう一本大きな木があればトンネルに見える…などなど。
デッサンは自分しかできない個性的レイアウトの一助となります。